創部21年目のスポーツ少年団です。
スポーツを通じて少年のからだと心を育てる地域社会の組織として活動しております。
野球を通じて、歓びや楽しさを体験すると共に、仲間との友情、家族ぐるみの連携、その過程で
協調性や創造性を育み、人間性豊かな社会人として成長できるような指導を念頭に置いています。
野球技術指導については、基礎トレーニングから個々の成長・発達に合わせたメニューを組んでいます。子どもたちが飽きることのないようゲーム性を持たせたり、計測をすることで過去の自分に比べてどれだけ力がついたのかを認識できるような工夫を施しています。
小学生時代はプレ・ゴールデンエイジ、ゴールデンエイジと表され、一生に一度だけ訪れるあら
ゆる物事を短時間で覚えることのできる「即座の習得」を備えた時期です。この時期にさまざま
なトレーニングを行なうことで、後に専門種目を習得する際の伸びに大きな違いが現れます。
かつての子どもたちのように普段の遊びの中で、多面的な動きを体験することは非常に難しい
のが現状です。練習の際に野球に特化することなく、バドミントンやテニスなどの他種目を練習
の中で取り入れたり、ラダー(なわばしご)やコーン(円錐)を用いて、日常にはないさまざま
な動作を取り入れるよう心がけています。子どもたちは、闘争心を発揮しながら懸命に動いて
います。まさに遊び感覚です。これは、単調な筋トレでは得られない感覚だと思います。
また、長期的発達を考慮し、中学以降に他のスポーツを選択した際にも対応できるような俊敏性、柔軟性、持久力なども培っておきたいと考えています。そこで、平日に家庭でも取り組めるようなメニューを提案しています。(強制ではありません)コツコツと取り組んでいる子どもは確実に
力をつけていますので、「努力は人を裏切らない」ということの証しになっていると思います。
自分で考えて積極的に行動することに大きな効果があるのです。
野球のうまい子を育成することが目的ではありません。
野球を通じて豊かな子に育んでいきたいのです。練習はその過程だと考えます。部員の数だけ、
身体の発達、内面に秘めたものは違いますので、それぞれに応じた細やかな関わりを持ち、成長
させていきたいと思います。子どもたちは、「試合に勝ちたい」と考えています。勝負には勝ち
たいのです。指導者はそのための道標を示し、保護者はそのための支援をそれぞれにできる形で
行なうことが肝要でしょう。勝ってみんなで喜ぶ瞬間は何事にも代えがたい至福の時です。
*お茶当番という制度は廃止いたしました。スポーツ少年団はお稽古ごととは異なりますので、
各ご家庭のサポートなしには成り立ちません。強制することは特にありませんので、できる範囲のことをしていただければ結構です。終始、グランドに詰めていただかなければならないということはありません。「野球をやりたいけれど、やらせてもらえない」という子が少しでも減るよう、
子どもの願いをできるだけ叶えさせてあげられるようチームでありたいと思っています。チーム
としては協力を惜しみませんので、どうぞ入部ご希望の方は、ご相談ください。
「親がさせたいけれど、子どもが乗ってくれない」とお嘆きの方、グランドに連れてきて下さい。
「楽しかったな、また来たい!」と思ってもらえるような練習内容だと思います。
指導陣は、その自信を持って指導にあたっております。